最近三浦しをんの著書「舟を編む」を読んだ。素敵な小説だと思う。この本は辞書作りを中心に物語っている。「舟を編む」の雰囲気がとても気に入っている。理由は三つある。

1.辞書が好き。
私は元々辞書愛用者である。家でいろいろな辞書たちを集めて合計したら、20冊を超える。だが、こんな私はこの本を読むまえに辞書は一体どうやって作るのかを考えたことがない。主人公のマジメさんは毎日言葉の海で奮闘して、15年にも渡る。もし、言葉への情熱がなかったら、そんな仕事は無理だろう。その上、情熱は人に感染する。最初は辞書なんか全然興味がない岸辺も最後に辞書作りを全力に注ぐ。

2、三浦しをんの作品が好き。
今まで三浦さんの小説を三冊しか読んだことがないけど、でも、読んだのが全部好きだ。一番はじめに読んだのが「まほろ駅前多田便利軒」、あとは「神去なあなあ日常」だ。どれも面白い。主人公たちは私たちのように平凡な日々で笑ったり悩んだりする。読みやすくて愉快になった。

3、表紙が好き。
「舟を編む」の表紙は濃く青い。そして、「舟を編む」という文字は銀色で、文字の下で銀色な小さい舟がある。表紙の下方には銀色な波がある。とても純粋だけど、質感が出てくる。もっと驚ろいたのは、これは小説の中の辞書「大渡海」のデザインと同じだということだ。出版社がそこまで作ってくれて感謝する。

この小説の中で、一番気に入っている話がある。それが先輩の編集者が言った「ひとは辞書という舟に乗り、暗い海面に浮かび上がる小さな光を集める。もっともふさわしい言葉で、正確に、思いをだれかに届けるために。もし辞書がなかったら、俺たちは茫漠とした大海原をまえにたたずむほかないだろう。」だ。私は外国語学習者として、この話は私の心の中に深く刻まれた。辞書の重要性がこれ以上言うことはないと思う。

前陣子的枕邊書是三浦しをん的「舟を編む」。雖然只看過三浦しをん三本小說,可是每次都很喜歡,這本也是。故事裡沒有什麼複雜的背景,主角都很單純,環繞著「編字典」,男主角很認真地、很執著地跟著字典一走就是十五年。當初看著書的標題,我還以為上次講林業,這次要來講漁業的故事,壓根沒想到是跟出版字典相關。更讓人驚喜的是,書中主角「大渡海」最後的呈現方式惟妙惟肖,出版社的巧思讓我們這些讀者能一睹風采,真的相當感激。

兄姐或許知道或許不知,我是一個在買字典這件事上非常失控的字典控,當年在科威特還沒領到獎學金,我不惜獻出人生中第一次開口借錢,跟我的好友小拔借了錢去買一本當時好怕被買走的黎巴嫩書局出版的阿語字典。現在家中的阿文字典超過十本,日文字典亦如是。在看過這本小說後,我對於編纂出字典的這些幕後英雄懷抱著更大的敬意了。我很喜歡荒木說的那句話「要是沒有字典的話,我們就只能在茫茫字海中沈沒了。」一語道出字典的重要與美。這是一本喜歡翻字典的兄姐不應該錯過的好書。:)

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